拝啓
久々に17mgの煙草を吸って、久々に昔を振り返ってみると。
漸くスタートラインに立てたなぁ、と。
けれど、それを報告するには一歩遅くて、残尿感に似たやり切れなさが残っている。
一言で言って仕舞えば、
「大好きだった人に伝えられず、その人は逝ってしまった」という何でもないことなんだけど、こういう事って少し心に残るものがあるよね。
大学出てからも定職につかず、フラフラと。
モラトリアムが長引いて、自分が何者なのかよくわならなくてその日暮らしを続けていて。
金がキツくなったら煙草貰いにバーさんとこいって、社会の厳しさ()を酒飲んでよく説かれたっけか。
それでも愛されていたと実感できるのは、あの人の懐の深さと情の厚さだったんだろう。
ポックリ逝っちまいやがって。
急性心不全。あなたらしいっちゃらしいが。
色々と教えてくれてありがとうございます。
まだまだこれからだけど、いい会社に入ったことがゴールではないけれど。
ようやくまともに生きてますと言える気がします。
忘れないように生きていきます。
以上